ペット共生型マンションのコンサルティング事業を行うペイク(東京都渋谷区)は、これまで賃貸をメインに累計5000戸近くの物件づくりに関わってきた。入居者とペットの防災対策商品の開発に力を入れる。
3割高い賃料で6年以上居住
常に入居待ち
ペイクはソフト・ハード面ともに整えることで、ペットによるトラブルを事前に防止する物件づくりを強みとする。
同社の野中英樹社長は1994年にペット共生型マンションのコンサルティング事業を開始。ペット共生型マンション「animan(アニマン)」を展開してきた。
animanとして展開する商品は大きく四つ。一つ目の「デイケアスタンダード」は、共用部にペットの排泄物を流せるうんちシューターと、散歩帰りに犬の手足を手早く洗えるデイケアルームが設置されている。
二つ目の「ペット&デイケア」ではデイケアスタンダードの設備に加え、ペットを洗えるシャンプーブースが利用できる。
共用部に設置するシャンプーブース
三つ目の「マネタイズ」は、ペット&デイケアに設置されているシャンプーブースを周辺住民にも開放し収益化するものだ。
四つ目の「猫専用」は猫の飼育に特化。専有部にキャットステップや、猫の排泄物から健康管理ができるIoTトイレなどが設置されている物件だ。
シリーズの標準設備として、専有部の床を犬猫の股関節に負荷がかからない滑り止め加工がされたものにしている。そのほかにも、獣医師の監修を受け自社で製作や企画をした設備を商品化。オーナーの希望に合わせて導入の提案を行っている。
ソフト面では入居者の選定ノウハウや、入居後のペットを起因とするトラブルを防止する規約などを提供している。
野中社長は「animanの基本的な考え方はリスクヘッジコンサル。起こり得るトラブルから逆算して、それを事前に防ぐ取り組みをソフト・ハード面から実施している。ここまでのサービスが整っているペット共生型物件は少ないので、入居者に選ばれているし、家賃も下がらない」と話す。
家賃は相場より3割高く設定するが、入居期間は長い。入居者の居住期間は短くても6年、長い場合は20年に及ぶという。常に空室待ちの顧客がいるため、満室状態が続いている。入居者は世帯年収1000万円超のDINKS世帯が中心だ。





