【第1回】家賃債務保証とは何か

【連載】知らないと損をする「事業用保証」の実務

管理・仲介業|2026年07月10日

居住用と事業用は「全く別物」

経営リスクを最小化

 賃貸経営において、家賃債務保証会社(以下、保証会社)の利用は一般的になりました。近年は、居住用賃貸だけでなくオフィス、店舗、倉庫、貸地などの事業用物件でも利用が広がっています。しかし、同じ「家賃保証」という名前でも、居住用保証と事業用保証は全く別物なのです。

 保証会社の「ほしょう」は、損害保険で使われる「補償」ではなく、「保証」です。補償は、事故や災害などを前提に、発生した損害を契約に基づいて埋め合わせる考え方です。これに対して保証は「この賃借人であれば契約上の債務を履行できる」と審査し、問題ないと判断して引き受けます。そのうえで、万が一その判断どおりに債務が履行されなかった場合に、契約や約款で定めた範囲の責任を負います。

 保証会社の役割は、事故を防ぐために審査し、万が一の際には約定された責任を負い、督促、交渉、明け渡し、原状回復を通じて、賃貸経営上の損失を最小化することです。保証会社は、保証履行を前提に成り立つビジネスではありません。審査が不十分であれば、回収困難な債権が積み上がり、将来の保証履行能力にも影響します。そのため、審査能力と財務的な健全性が必要です。

有料会員登録で記事全文がお読みいただけます

おすすめ記事▶『セーフティーイノベーション、ベンチャーの物件確保を支援』

検索

アクセスランキング

  1. ちんたい議連 相続税評価見直し、対策検討へ

    自由民主党賃貸住宅対策議員連盟

  2. JICA/翔設計、エルサルバドルに「団地」

    独立行政法人国際協力機構,翔設計

  3. Relight 生活困窮者の住居確保、支援

    Relight,ボーダレス・ジャパン

  4. アイリスオーヤマ、幅約30㎝の食洗機発売

    アイリスオーヤマ

  5. ヤモリ、空き家の買い取り再生推進

    ヤモリ

電子版のコンテンツ

全国賃貸住宅新聞からのお知らせ

お知らせ一覧

サービス

発行物&メディア

  • 賃貸不動産業界の専門紙&ニュースポータル

  • 不動産所有者の経営に役立つ月刊専門誌

  • 家主と賃貸不動産業界のためのセミナー&展示会

  • 賃貸経営に役立つ商材紹介とライブインタビュー

  • 賃貸管理会社が家主に配る、コミュニケーション月刊紙

  • 賃貸不動産市場を数字で読み解く、データ&解説集

  • RSS
  • twitter

ページトッップ