大和ハウスグループで、分譲マンションの管理を主力とする大和ライフネクスト(東京都港区)は、新型コロナウイルス下で変化した社員寮への需要に対応していく。2023年3月には、1室から借りられる法人向け賃貸マンション「エルプレイス」シリーズを4棟同時オープンする。
同シリーズは累計約80棟目。ファシリティコンサルティング事業本部、営業開発二部の田口智己部長は「自社所有の老朽化した社宅を手放し、借り上げ社宅に移行する動きが継続している。コロナ下において、社員の採用数減少に伴い、必要な室数のみを借りられる物件の需要が高まっている」と話す。
建設中の4棟は、すべて大阪府に立地。法人契約限定の賃貸マンションで、いわゆる社員寮の位置付けとなる。
22年度には、今回の4棟に加え首都圏と関西に新たに3棟を開設予定だ。
(2022年9月26日1面に掲載)