賃貸管理の業界団体である一般社団法人全国賃貸不動産管理業協会(東京都千代田区)は、累計の会員数が1万社を突破したことを、11月15日に発表した。
全都道府県での支部設置目標
着実に会員数を増加させてきたが、特に賃貸住宅の管理業務等の適正化に関する法律(以下、管理業法)が施行された2021年の前後に、年間1000社以上のペースで会員数が急増したという。
佐々木正勝会長は「当団体の会員特性は地域密着型であること。業務のデジタル化が進む中でも、特に有事の際は人対人の管理力が問われる。当団体のスローガン〝『住まう』に、寄りそう〟を意識した、会員の人間力向上のための施策を今後も実施する方針」とコメントした。
今後は、管理業法の登録事業者約8600社のうち、現在3割程度を占める同団体会員企業の割合を、過半数に引き上げることを目指す。
加えて、全国に設置している支部についても、47都道府県のうち未設置の残り17地域への展開を進めていく方針を掲げる。
(一社)全国賃貸不動産管理業協会
東京都千代田区
佐々木正勝会長(73)
(2022年12月19日1面に掲載)