賃貸仲介事業を手がけるアンビション・エージェンシー(東京都渋谷区)は、DX(デジタルトランスフォーメーション)店舗「ルームピア上野御徒町店」の出店を4月1日に予定している。実店舗としては6店舗目となり、オンラインでの部屋探しを主とした次世代型の賃貸仲介を進めていく。
6店目、次世代型の仲介推進
今春オープンするルームピア上野御徒町店は、オンライン接客や契約、VRなどを活用した内見ができるモデル店舗として運営する。また、非接触で顧客の呼び込みが行えるデジタルサイネージの採用、複合機を設けないペーパレス化など仲介業務のDXを図る。
同社が展開するルームピアは、中目黒店、銀座店、高田馬場店、池袋東口店、東大宮店など首都圏に点在。上野御徒町店の周辺は、商店街や文教施設がそろっているほか、比較的地価も安めであることから賃貸需要の高いエリアとみている。
平塚怜取締役は「新型コロナウイルス下で需要が高まった非接触型の部屋探しを実現する店舗になるだろう。今後も社を挙げて不動産DXを進めていく」と語る。
同社グループのアンビションDXホールディングス(同)では、AIを取り入れた不動産RPA、IoTスマートホーム、自動接客システム「AIチャット」などを提供する。
(2022年3月14日11面に掲載)