大東建託(東京都港区)の無人部屋探し端末「いい部屋ステーション」が、2014年2月末で113台に増え、3月末時点で76拠点117台になることが本紙取材で分かった。
同社によると、「いい部屋ステーション」は不動産店舗に入ることなく気軽に部屋探しができる環境を提供できるとして、出店を増やしているという。拠点全体の58%がイオンへの設置。その他もダイエーやアピタなど各地域のショッピングモールに展開中だ。
「ショッピングセンターは、多くの幅広いお客様層が訪れる場所であり、またお部屋を探されるお客様が相談相手となられる友人・ご両親・同居を予定されている方と連れだって来られるため、一緒に利用いただけるシチュエーションが期待できます」(同社)
結果、全国の「いい部屋ステーション」の1カ月の合計資料印刷枚数は1万5000枚を超えるという。2012年1月の単月印刷枚数、168枚から劇的に増加している。
一店舗あたりの端末設置台数は、1~2台。ただ設置するだけでなく、フリーダイヤルによる24時間サポートセンターでの電話受け付けや、「敷金・礼金ゼロ円特集」・「初期費用クレジットカード支払い可能物件特集」など、顧客のニーズに合わせた検索ページの導入、「いい部屋ネット」のテレビCMと連動など、工夫や改善を行っている。今後は、端末から実店舗への来店をいかに増やすかが課題だという。