家賃債務保証サービス提供
家賃債務保証のクラウドギャランター(東京都港区)は1日、ネット申し込みから60分以内で入居審査し回答する家賃保証サービスを開始した。
特徴は申し込みから契約までネットで完結することだ。
他社では1~2日要することもある審査は依頼から60分以内に回答できる。
審査が短時間で終わるのは、専用の審査技術を用いている点にある。
申込者の職業、雇用形態、クレジットカード保有枚数など、審査のために必要な個人情報を入力すると、各項目で定めた点数を加算していく。
合計点がボーダーラインに達していれば、コンピューターが承認を判断する。
今回同サービスを開始したのは、部屋探しの専用アプリ『I love Chintai』を運営するアトリエ(東京都港区)が希望したことが発端だ。
アトリエのビジネスでは、担当者とのチャットのやりとりで候補の部屋を絞り、現地の内覧のみで成約する流れができている。
しかし、家賃保証会社を利用する場合は、現地で項目の多い書類に記入しなければならないため、内覧の際に手間がかかっていた。
同サービスを利用する管理会社が増えることで、内覧時間を短縮するスピーディーな対応をしていきたい考えだ。
そのほか、滞納分請求後、3営業日以内に支払うことも強みとする。
岡崎幹男社長は「当社はシステム開発を行うソフィアメディクスを親会社に持つ。グループの強みを生かし、不動産会社にとっても部屋探しをする顧客にとっても時間と手間の短縮になるようなサービスを提供していきたい」と話した。