家主専門税理士が全国5都市で展開
『大家さん専門税理士』のフランチャイズネットワーク『Kneesbee(ニーズビー)』を展開する渡邊浩滋総合事務所(東京都千代田区)が10月1日から、家主の満室経営を毎月サポートするサービス『収益改善ドクター』を開始。東京をはじめFC展開している仙台市、名古屋市、大阪市、福岡市でも同時展開する。
同サービスでは、空室や税金、相続など、賃貸経営において家主がどのような問題を抱えているか、または起こる可能性があるかを毎月定期的にチェックし、対策と改善を繰り返す。
各月ごとにメニューは決まっており、1月は資産の把握、2月は生命保険の見直し、3月は税制改正のチェック。4月は事業計画、5月は3カ年のプラン、6月は納税確認。7月は金利動向の確認、8月は相続税のシミュレーション、9月は家賃を上げるための対策。10月は火災保険の補償内容の確認、11月は決算予測、12月は稼働率や修繕履歴を振り返る。
きっかけになったのは「顧問税理士はいるが経営に関するアドバイスがない」「何を聞いたらいいのか分からない」などの家主の声だ。各都市のFCメンバーとサービスを統一する目的もある。料金は20戸までの物件1棟所有につき月額税別1万5000円で、1棟追加ごとに5000円増加となる。区分マンションの場合は要相談。
渡邊浩滋代表は「家主が安心して賃貸経営できるように巡回サービスを始めた。サービスは家主の〝かかりつけ医〟のようなイメージ」と語った。