生活保護受給手続きを支援
その他|2020年01月26日
約30戸を所有する鐘ヶ江丈弥オーナー(佐賀市)は15年ほど前、8戸中6戸が空室だった築30年以上の物件を購入し、入居するホームレスの生活保護受給の申請をサポートするなどして満室を維持している。
かつて不動産会社に勤務していた鐘ヶ江オーナーは当時、部屋探しを目的に来店するホームレスの姿を見てきた。しかし、会社の指示で住所不定の人を取り合うことはなく、泣く泣く店舗を去る姿に心痛。ホームレスが部屋探しの際に直面する厳しい現状を目の当たりにし、何とか力になれないかと考え、自身が購入した所有物件の空室に入居できるように行動を取った。
ホームレスを入居者として受け入れるためには、生活保護制度を利用してもらう必要がある。鐘ヶ江オーナーは、部屋を借りたいというホームレスの50代男性を連れて役所に向かった。生活保護を受給するための手続きを一緒に行うためだ。無事に許可が下り、入居を受け入れることができた。