精神疾患がある人同士の支え合いを支援する市民団体、ピアスタッフネットワーク(東京都調布市)は20日に同市内で不動産会社セミナー「座談会方式で考える 精神疾患がある方に上手に住居を貸す方法」を開いた。疾患を抱える当事者や支援者、地域の不動産会社など21人が参加。精神疾患を抱えながらの住宅確保について意見を交わした。
当事者と支援者、不動産会社で座談会
冒頭、飯野雄治事務局長が不動産会社などから事前ヒアリングした精神疾患がある人に住宅を貸しにくい理由、論点を整理。同じ住宅確保要配慮者とされる高齢者や外国人、ひとり親家庭などに比べても精神障がい者の受け入れは後回しにされることが多いという。トラブルや他の入居者への影響といった漠然とした不安や、支援する機関や人があっても手続きなどが負担と感じる場合もある。