災害時のリスクが高い地域にあり、敬遠されがちな立地のマンションを、清潔感のある物件にリノベーションし、入居率を改善したのはアンティ(宮崎市)だ。改修後も家賃を低く抑えることを目指したが、それでも工事前の家賃から1万2000円のアップを実現している。
収納は絵画調クロスでアクセント
宮崎市南部、宮崎交通バス「赤江浜入口」バス停から徒歩7分の『シャンテひえだⅡ』は、築20年で海や大きな川が近い。南海トラフ地震が発生した場合、津波の被害を受ける可能性が高く、入居者が集まりにくいエリアだという。
加えて、以前は4人の入居者が生活していたため、汚れがひどかった。通常の原状回復程度では次の入居者募集もできないような状況で、立地上のマイナスを解消するのと併せてリノベーションに踏み切った。