一人暮らしの男性向けに、ゆとりのある約40~50㎡の1LDK全20戸で構成した賃貸マンション。広いエントランスで来客を迎え、生活感を感じさせない眺めのいい部屋でおもてなし。豊かな時間を想起させる仕掛けにより、近隣の医大生や若い医師が続々と入居する物件となった。
経済的ゆとりある医大生・医師が入居 周辺相場より2割高い家賃でも満室
京阪鴨東線「神宮丸太町」駅徒歩7分、三方が道路に面したRC造5階建ての賃貸マンション『Filer鴨川邸(フィレールかもがわてい)』(京都市)。土地を入手したオーナーは、ホテルやオフィスビル、マンション、個人住宅などを幅広く手掛けるアーキネット京都1級建築士事務所(同)に何を建てるかから相談した。「ビルなども検討しましたが、医学系大学と付属病院が目と鼻の先のため、医大生や医師のニーズを見込み、友人や恋人を呼びたくなるようなおしゃれな賃貸マンションをつくることにしました」と設計を担当した村田裕基マネージャーは話す。