貸管理会社の経営者や幹部らが有志で運営する『ちんたい研究会』(コーディネーター、クレシオ:千葉市)は、勉強会の参加企業による相互の顧客送客を、2月9日から開始した。
管理会社71社が参加
『「送客」ネットワークホットライン』として、同会メンバーのうち、要望のあった71社が参加する。
部屋を探す顧客から、営業エリア外の案件を受けた場合、ホットラインのガイドブックから、対応企業を1社選定し、送客先企業の担当者に依頼する流れだ。
ガイドブックには、対応地域ごとに、参加企業の特徴や、窓口担当者の氏名・連絡先、送客元へのお礼、送客した顧客が契約した場合の特典、会社ホームページURLが記載される。
勉強会参加企業の要望がきっかけとなった。不動産会社間の送客は、個別に行うのが実情で、統一したルールがなく、調整に手間がかかっていた。県外に顔見知りの会社が少ないという声もあった。
開始2日で5件成約し滑りだしは順調だ。「紹介料に気を使っていたので、ルール化され頼みやすい」というコメントが上がっている。
『ちんたい研究会』のコーディネーターを務めるクレシオの木村勉社長は「4月末までの期間限定としているが、メンバーの要望があれば、継続したい」と話した。
クレシオ
千葉市
木村勉社長(65)
(3月1日2面に掲載)
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