大成有楽不動産(東京都中央区)は賃貸マンション『テラス』シリーズの開発を拡大している。2、3月に東京都の文京区と大田区で各1棟を竣工。2022年6月には荒川区で1棟の竣工を予定している。14年の1棟目の竣工から22年6月時点で同シリーズの累計竣工棟数は13棟になる。既存の賃貸・分譲マンションのバリューアップ事業などと合わせて、年間250億円のペースで開発を継続していく計画だ。
2020年は約100億円を投資
2月に竣工した『テラス文京本郷』は、東京メトロ丸ノ内線「本郷三丁目」駅から徒歩4分の場所に立地。全59戸のRC造13階建てで広さ25㎡の単身者向け1Kが36戸、40㎡のDINKS向け1LDKが23戸となっている。入居者のターゲットは近隣の大学関係者と医療関係者。2月上旬の募集開始から、計画通りに約5割の入居が決まっている。デザインコンセプトは「WillUrban Life(ウィルアーバンライフ)」で、武家屋敷の面影を残す文京区の地域性に配慮しつつ、都会的なデザインにした。