住宅や商業施設などの建設を手掛ける秦建設(岡山市)は、事業の安定化を目指し、自社の保有物件の建設に力を入れている。現在、3棟49戸の賃貸住宅を保有している。
過去の施工物件の買取も計画
2020年度には、自社保有の賃貸マンション2棟47戸を完工した。元々は1棟のみの予定だったが、オーナーから受注する見込みだった1棟が中止となり、代わりに自社保有物件の建設を行ったという。「作業員が浮き、社員もやる気だったので、自社所有物件の建設を進めた」と秦啓一郎社長は振り返る。今後も10年間でさらに6棟増やしていく計画だ。