都内で750室のマンスリーマンションを運営するレジデンストーキョー(東京都渋谷区)は、中小企業の事業転換を促す「事業再構築補助金」の申請が6月に採択され、約5700万円の補助金を受け取る。都内10カ所で管理するマンスリーマンションのうち、約70室を障害者が入居する個室型のグループホームに転用するための資金として利用する。今後はグループホーム事業を同社のマンスリーマンション事業と並ぶ主力事業に押し上げる構えだ。
グループホーム事業を本格化
具体的には、最寄り駅から徒歩で平均7分に立地するマンスリーマンションを個室型グループホームに転用。個室型グループホームが都内に少なく競争力が高い点、入居者のプライバシーや感染対策に配慮できる点、区役所の福祉課や障害者施設などと連携し、入居者募集を行う点が事業計画として評価された。