5月に神奈川県横浜市のアパートでアミメニシキヘビが脱走し、騒ぎとなった。ペット飼育不可の物件で特定動物がこっそり飼われていたことは、管理会社やオーナーにとってもひとごとではない事件だろう。ペット飼育可能賃貸住宅の需要が高まる中、不動産会社、オーナーはトラブルが起こらないようにどう対応していくべきなのか。法律家、オーナー、コンサルティング会社らに話を聞いた。
申込時の面談でモラル判断
年々犬猫以外のペット、いわゆるエキゾチックアニマルの需要は高まっており、賃貸物件においても犬猫以外のペットの飼育需要が高まっていくと予想される。だが、犬猫ほど鳴かない、臭いがしない爬虫(はちゅう)類や小動物などはペット不可物件でこっそり飼育されると、管理会社、オーナーともに気が付かない恐れがある。今後、ペット可物件としてトラブルを防止しつつ、運営するための知識を管理会社、オーナーともに備えていく必要があるだろう。