オープンハウス(東京都千代田区)は5日、銀行代理業の許可を受けたと発表。スマートフォンの独自アプリを活用した決済業務などを行うことで、不動産事業の顧客と金融サービスで接点を増やし、安定した売り上げを確保していく。顧客と長期間にわたる関係を築きにくかった販売・仲介といったフロー中心の不動産ビジネスとの補完性やシナジー効果を狙う。金融事業への参入に不動産会社としての商機を見いだす。
住宅ローンやインフラ提供で顧客接点増やす
銀行代理業の許可を受けたのは、オープンハウスの100%子会社であるおうちリンク(東京都渋谷区)だ。所属銀行を住信SBIネット銀行(以下、住信SBI:東京都港区)とし、同行の預金、資金の貸し付け、為替取引における契約締結の媒介業務を行う。