三井不動産リアルティ(東京都千代田区)は、土地オーナーと事業者をマッチングする新サービス「ALZO(アルゾ)」を5日から開始した。地主の多様なニーズに対応し、当面年間100件の取り扱いを目指す。
新サービスでは、ウェブを利用してマッチングする点が特徴だ。地主から最初に面積といった土地の基礎情報と建設の希望の有無、既存施設の利用状況、希望の契約年数などをヒアリングしたうえで、ALZOに登録。事業用の土地として賃貸利用を希望する事業者がサイトの登録情報から土地を検索し条件に該当する案件が出てきた場合、地主に事業提案を行う。三井不動産リアルティは、情報登録や事業者の提案内容、交渉から契約までを総合的に支援し、土地の賃貸仲介を行う。
提携する事業者は、小売、飲食、シェア農園、シェアサイクルなど5日時点で約70社。2021年度中に提携事業者を150社に拡大する予定だ。当初のサービス対象は、東京、神奈川、千葉、埼玉の1都3県で、対象エリアを順次全国に広げる。
(8月23・30日1面に掲載)