家主業の事業承継を経験者オーナーが語る 後編
その他|2021年09月19日
事業承継のポイントは、土地をなるべく分割しない、税金対策、承継後の家業再建など多岐にわたる。承継は生きている間の〝相続〟である。家ごとに正解は異なるが、財産を守りたいという目的は同じだ。今回は、実際に承継し、賃貸業を発展させているリアルなケースを取材して得られたエッセンスを紹介する。
夫婦二人三脚で傾いた返済を乗り越える
妻が立て直し、自身が経営主体を受け継ぐ
古川雅康オーナー(静岡県浜松市)は、母が始めた賃貸経営を妻と2人で受け継いだ。母から受け継いだ時点でバランスが取れていなかった返済計画を妻が立て直し、古川オーナーが主体で賃貸経営を行うようになった。現在は、夫婦二人三脚で経営を行っている。
農家から撚糸工場、賃貸経営へ