前回は、仲介の社員が動画で実況中継する「オンライン内見」について論じた。今回はさらに一歩進んで、入居希望者が単独で部屋を見学する「セルフ内見」が今後どう進化していくか取材に基づいて未来を予測する。
鍵の問題はコロナ前から課題に
実は、賃貸不動産業と鍵の問題は、過去に痛ましい犯罪や事件の歴史が存在する。
1990年には、静岡県浜松市で不動産会社の課長が合鍵を使って殺人事件を起こした。判決後、不動産会社が億を超える損害賠償請求され、倒産した。2009年には、札幌で不動産会社社員が合鍵を使った婦女暴行事件を起こしている。こうした教訓から、多くの不動産会社が入居者の鍵を持たない風潮となっている。




