飯島興産、猫共生型物件で満室稼働

飯島興産

管理・仲介業|2022年08月02日

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猫共生型物件クラルスの内観

 藤沢や湘南エリアで賃貸仲介・管理を行う飯島興産(神奈川県藤沢市)は2月より猫共生型マンション「クラルス」の入居者募集を開始し、5月に満室となった。

ペット飼育需要に着目

 同物件は小田急電鉄江ノ島線六会日大前駅から徒歩8分の場所に立地する。重量鉄骨造3階建てで総戸数は15戸、間取りはファミリー・カップル向けの2LDKだ。賃料は共益費込みで12万2000円からとなり、周辺相場より1万~2万円ほど高く設定している。

 猫と人が快適に暮らせるよう、各部屋の間取りや設備に工夫を施した。天井に近い壁にキャットウォークと猫が各部屋を自由に行き来できる「ペット用ドア」を設置。トイレには換気や衛生管理がしやすいよう「猫用トイレ」のスペースを確保した。ベランダやエントランスに大きめの柵を取り付け、脱走を防止しつつ防犯性も強化。各部屋内の収納スペースを設ける代わりに、屋外にトランクルームを設置した。

 クラルスが立つエリアは新型コロナウイルスの感染拡大以降、都心からの住み替え需要が高まっているが、競合物件との明確な差別化を図らなければ十分な収益確保が難しくなってきた。ペット飼育の需要に着目し、同社では初となる猫共生型賃貸を手がけた。

 飯島誠専務取締役は「猫の生態や習性を一から勉強し、自分も住みたいと思える物件をつくり上げることができた。入居者の声も取り入れ、猫や人が楽しく暮らせる物件にしていく」と語る。

(2022年8月1日・8日8面に掲載)

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