エヌアセットグループでベトナムでの不動産事業を担うエヌアセットベトナム(ベトナム・ホーチミン市)は、1日、同国内で4店舗目となるハノイ支店を開設。今秋にはもう1拠点のオープンを控えており、事業拡大を進める。
ハノイ市に4店舗目
ハノイ支店では、日系企業の駐在員向けの賃貸仲介、不動産管理、収益不動産の売買を行う。加えて、工業団地や事業用地の仲介・コンサルティングも手がけ、差別化を図る。同社の西村武将社長は「3月以降、入国の隔離制限が緩和され、観光やビジネス目的の外国人の入国が増加してきた」と話す。ハノイ市では実需向け物件の開発に加え、これから投資用の高級コンドミニアムの開発が増えるとみており、日本に加え、台湾や香港、シンガポールの投資家への収益不動産販売に力を入れていく。
ベトナム国内の管理戸数約300戸を30年までに1000戸に増やす計画だ。
(2022年8月15日21面に掲載)