1年間家賃・光熱費無料
シェアアパートブランド「TOKYO<β>(トーキョーベータ)」において、エンターテインメント業界を志す人材を応援する取り組みが始まった。同シリーズは三好不動産(福岡市)が運営し、東京都内で約1200棟を展開する。
ワタナベエンターテインメント(東京都渋谷区)と業務提携し、「TOKYO<β>Wエンタ荘」を開設した。
家具・家電付きの同物件に、1年間の家賃と水道光熱費・インターネット費が無料で住める。入居者が自由に練習できる防音室を完備。演技や音楽の稽古ができる。
居室は家具・家電付き
同物件はワタナベエンターテインメント所属のタレントの卵が住む「プロ棟」と、一般応募者が住む「チャレンジ棟」の2棟計22室からなる。各棟はそれぞれ居室が11室。
入居者には、年4回のワタナベエンターテインメント主催レッスンやスタッフによるサポート、スカウトのチャンスが提供される。応募条件は、エンターテインメント業界の志望であること。月1回、「#TOKYOβWエンタ荘」のハッシュタグをつけてSNSに投稿することの二つだ。
1月からプロ棟の申し込みを受け付けており、8室が成約済み。チャレンジ棟は申し込み開始に向け準備を進める。
今回のプロジェクトは、TOKYO<β>の「若者の夢応援プロジェクト」の第3弾。過去には漫画家志望者向けの「マンガ荘」、起業家支援の「TOKYO<β>奨学金」を展開してきた。東京支店の森岡誠支店長は「若者応援のコンセプトハウスは継続的にやりたいと思っている。一方で、すでに入居されている入居者の夢や目標へのサポートも行いたい」とコメントした。
(2025年4月7日17面に掲載)