不具合予防や修復に期待
既存物件の配管は、目視ができないことから正確な状態把握が難しい。弘栄ドリームワークス(山形市)は、配管内の映像を取得するサービス「配管くん」により、給排水管の状態を可視化。漏水箇所の特定のほか、不動産売買時の配管状況の調査などの需要をくみ取っている。
高圧洗浄機器のノズルにセンサーとカメラを取り付け、配管に挿入する。直径40〜100㎜のサイズの配管に対応でき、調査距離は100mまで。リアルタイムで配管内の映像を確認しながら、詰まりの原因や劣化状況などを調査し、報告書を作成する。
センサーによる調査経路のマッピングも可能だ。築年数が古く、施工時の図面が残っていない場合でも、配管が通る箇所を特定して将来的な保守や改修に役立てることができる。
カメラが通過した箇所をマッピングできる