修繕提案を効率化
修繕工事やリノベーションを手がけるラックス建設(広島県福山市)は、「グーグルマップ」の衛星画像とAI(人工知能)を組み合わせて建物の屋根面積を算出する「YANEDAS(ヤネダス)」を開発、運用する。
地図上で指定した範囲にある建物の屋根を自動で検知。面積に加え、瓦やスレートなど屋根材の種類も識別する。取得した情報は「グーグルスプレッドシート」に出力し、住所とひも付けてリスト化することで防水工事の営業に役立てる。
山田哲矢社長は「建物のオーナーに、いかに効率的にアプローチしていけるかを考えて開発した。屋上の劣化度を診断する機能の搭載も考えたが、太陽光パネルや室外機がある場合は判断が難しかった。屋根の面積だけでもわかれば、優先順位を付けて営業提案ができるようになる」と話す。現在は自社のみで運用するが、将来的には外販も視野に入れる。




