貝沼建設、管理営業強化 1年で250戸超増

貝沼建設

管理・仲介業|2026年06月22日

建築受注へつなげる

 愛知県を商圏に約1万2000戸を管理する貝沼建設は、新規オーナーからの管理の受託強化を進めている。低価格の管理プランを入り口商品とし、管理受託から建築提案へつなげる戦略だ。2024年の開始から約2年で新規オーナーから250戸以上受託しており、オーナーとの接点拡大の成果が出始めている。

 同社では従来、建築受注の多くを既存オーナーから獲得していた。しかし近年は新規開拓にも注力している。

 以前は既存8割、新規2割だった受注比率が、現在は既存6割、新規4割まで拡大した。背景には、管理受託を入り口とした関係構築施策がある。

 特に力を入れているのが、管理料の低価格プランだ。通常より安い水準の料金で2年間限定の契約をし、3年目以降は通常の管理料へ移行する仕組みを採用する。

 宇山公一郎社長は「まずは当社を知ってもらうことを重視し、長期的な関係構築につなげている」と話す。

 同プランの開始初年度には約200戸、26年度は現時点で約250戸を受託。見込み数を入れると300戸になるという。取引オーナー数も45 人増加した。管理受託後は、オーナー資産の分析や相続対策提案を行い、建築受注へ発展させている。

  同社の特徴は、建築・管理・相続対策を一体で提案する点にある。

 社内では独自の資産分析ツール「貝沼A・M・I(アセットメディカルインスペクション)」を活用。保有物件ごとの収益性や課題を診断し、オーナーごとに改善提案を行う。

 建て替えや土地活用だけでなく、事業承継や遺言、家族間調整まで踏み込む。

 「オーナー資産を次世代へどう継承するかまで含めて支援することが重要と考えている。管理を入り口に長期的な関係を築きたい」(宇山社長)

 金融機関や士業、不動産会社との連携も強化している。自社開催セミナーや紹介ルートを通じてオーナーとの新規接点を増やし、今後は年間1000戸の管理戸数増加を目標とする。

宇山公一郎社長

貝沼建設
宇山公一郎社長

 

(2026年6月22日2面に掲載)

おすすめ記事▶『貝沼建設、建物点検報告書の内容を統一【管理会社の大規模修繕提案】』

検索

アクセスランキング

  1. JICA/翔設計、エルサルバドルに「団地」

    独立行政法人国際協力機構,翔設計

  2. 原油高騰、賃貸住宅の工事直撃

    エヌ アセット,グローバル住研,グローバルセンター,三福 管理センター

  3. 平和不動産、駐車場をレンタルコンテナに

    平和不動産

  4. 社宅ビジネス協議会、研修会開催 繁忙期を振り返る

    一般社団法人社宅ビジネス協議会

  5. エム・ジェイホーム、自社ブランドを強化

    エム・ジェイホーム

電子版のコンテンツ

全国賃貸住宅新聞からのお知らせ

お知らせ一覧

サービス

発行物&メディア

  • 賃貸不動産業界の専門紙&ニュースポータル

  • 不動産所有者の経営に役立つ月刊専門誌

  • 家主と賃貸不動産業界のためのセミナー&展示会

  • 賃貸経営に役立つ商材紹介とライブインタビュー

  • 賃貸管理会社が家主に配る、コミュニケーション月刊紙

  • 賃貸不動産市場を数字で読み解く、データ&解説集

  • RSS
  • twitter

ページトッップ