リノベーションなどを行うR(アール)バンク(東京都目黒区)は、1月27日よりガレージ付き賃貸の第1弾となる物件の運営を開始した。
空き家活用として提案
物件名は「南千住 with ガレージ B share(ウィズ ガレージ ビー シェア)」で、JR常磐線・東京メトロ日比谷線南千住駅から徒歩10分の場所に位置する。
築60年以上の木造戸建てを改装したシェアハウス。木造地上2階建てで、延床面積81.37㎡。全4室で、各専有部の面積は7.5~9.9㎡。賃料は5万1000~6万1000円。借り上げをして自社で運営を行う。
和室を改修して広さ約12㎡のシェアガレージとし、防犯カメラも付けた。
物件にはWi‐Fi、個別郵便ポスト、宅配ボックスを設置。24時間対応の生活サポートも付加した。
同社のガレージ付き賃貸事業は、同社がオーナーから物件を借り上げるケースと、運営委託契約を締結するケースの二つ。
同社が市場調査やターゲット設定、改修・改装や家具のコーディネートなどを行い、シェアハウスとして運営を担う。
物件の購入を希望する顧客には、売買の仲介にも対応する。リノベーション費用を京急グループが負担するプランも用意。対象物件は、戸建て、長屋、ビルなどで、シェアハウスとして企画する場合には寄宿舎として改修できる物件であることが条件となる。
今回の物件は、数年間空き家だったことから、ガレージ付き賃貸をオーナーに提案。空き家活用の手段としても有効だとして、第2弾を検討中。今後もガレージ付き賃貸を積極的に展開していく予定だ。
(2023年3月6日15面に掲載)