駐輪場シェアサービスによる遊休地活用を提案するアイキューソフィア。サービス開始から3年半で、全国に400拠点3000台の登録駐輪場を獲得。行政機関と提携し、不正駐輪や放置自転車、駐輪場不足問題の解決に取り組む中野里美社長に話を聞いた。
駐輪場シェアサービスで地域の環境美化に貢献
駐輪場の供給不足に注目し事業発足
――駐輪場シェアサービス『みんちゅうSHARE-LIN(シェアリン)』について詳しく教えてください。
空き地や空きスペースを駐輪場として貸し出せるサービスで、駐輪場利用者はスマートフォンなどから事前予約することで、確実に駐輪できるようになります。駐輪場オーナーは会員登録を行い住所、注意事項、写真、貸出日時、料金などを設定するだけで貸し出しを開始することができます。駐輪場に専用機器を設置する必要がないため、初期費用・月額固定費などのコストは不要です。完全成果報酬になっておりますので、ユーザーが支払った利用料から手数料35%が引かれた金額をオーナーに入金します。
自転車1台分のスペースを駐輪場として貸し出せる
――駐輪場のシェアビジネスを始めようと思ったのはなぜですか。
私自身、個人間での洋服や雑貨の売買、空きスペースの時間貸しなどシェアリングエコノミーというものに注目をしていました。何か面白いことができないかと考えている中で、駅前の不正駐輪や放置自転車を目にし、これはビジネスになると思ったことがきっかけです。