企業研究vol.041 金田喜勝 社長

天極

企業研究|2019年12月13日

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金田 喜勝 社長(52 )

 管理戸数7580戸の天極(埼玉県川越市)は36期となる2019年10月期、22億6000万円の売上高を計上し前期比111%となった(グループ合算)。10年の事業承継による分社化を皮切りに、現在は4社のグループ会社がある。賃貸管理を主軸に、リフォーム、コインパーキング、コンテナなど事業領域を広げている。グループ全体で成長を遂げる天極。金田喜勝社長に話を聞いた。

管理7580戸を軸にリフォーム強化

社員のやる気アップを狙い分社化で経営層増やす

――現在『アパートプラザグループ』として4社を展開しています。

 賃貸管理・仲介の天極を中心に、リフォーム・メンテナンスの天道、コインパーキングの天地人、相続相談・手続きを行う(一社)絆川越相続センターの4社があります。2010年に創業者・立川孝矣会長から事業承継をした際に分社化を始め、事業ごとに徐々に進めています。

――分社化にはどんな狙いがあるのでしょうか。

 立川会長は、社員の競争心、やる気を鼓舞したいと考えていたようです。分社化することで、必然的に経営者のポストが増えます。立川会長は、「世襲はしない」と明言していたことから、従業員は誰でも社長になれるチャンスがあると思わせる狙いがあったのだと思います。現在は、事業ごとに分社化し分業しつつ、グループ全体の総合力で成長を図っています。

立川会長(中央右)と金田社長(中央左)

立川会長(中央右)と金田社長(中央左)

――中でも、特に業績を伸ばしているグループ会社は何ですか。

 リフォーム・メンテナンスの天道です。天道では19年から『4改革』を進めています。

――『4改革』の内容は。

 「鍵預かりの廃止」「外壁塗装工事提案」「リノベーションパッケージの開始」「事前立ち会いの廃止と退去立ち会いのアウトソーシング」の4本の柱の改革です。まず4月から、鍵預かりの廃止をスタートしました。鍵を預かるのはリスクもコストも高く、問題視していました。鍵預かりをやめたことによるクレームは全くありません。5月からは、下請けの塗装会社に協力してもらいながら物件調査を行い、外壁塗装工事の提案を推進しています。7月からは、リノベーションパッケージを開始し、退去時の事前立ち会いを廃止しました。リノベーションパッケージは、営業の提案をしやすくするために、商品規格を統一しました。退去前の事前立ち会いを廃止したのは現状では単身世帯のみです。以前は荷物搬出前の事前見積もり、最終立ち会いの2度、スタッフによる立ち会いを行っていました。現在は、退去立ち合いが必要な場合のみ、アウトソーシングで対応しています。

――中でも成果が出たものは何でしょうか。

 外壁塗装工事です。当社の管理物件のうち、塗装工事を行っていない物件のリストを信頼できる塗装会社に渡し、月10件、調査に回ってもらっています。その後、塗装会社の社長と、当社の営業が同行してオーナーへ提案に伺います。営業だけで行くよりもオーナーの質問にも的確に返答でき、内容の濃い提案ができるようになりました。プロの目で細かく提案してくれるので、約43%という高い成約率となっています。以前は年間で10件もなかった塗装工事の受注が、今期は24件成約し約2・5倍の受注となりました。

注力しているリフォーム事業の一例。総工費は一室15~30万円だ

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