シェアハウスの運営から物件のデザイン企画、集客コンサルティングまで手掛けるシェア180(ワンエイティ:愛知県名古屋市)は急成長企業だ。創業9年目でシェアハウスの運営棟数は51棟813室(10月末時点)にまで増えた。ウェブ集客を強みとし、物件のデザイン性やコンセプトを差別化ポイントとして発信し運営棟数を拡大している。社名にある「180」という意味に込められた、「シェアを通じて人生を180度変える」というコンセプトを軸に、入居者の人生の転機になる住まいを企画・運営する伊藤正樹社長に、企業成長の理由と今後の事業展開の見通しについて聞いた。
名古屋拠点に8年でシェアハウス運営813室へ拡大
競合少ないエリアで認知度向上 ウェブ集客強みに受託伸長
―ご自身が海外留学中に住んでいたシェアハウスでの暮らしをきっかけに、日本でのシェアハウス運営に興味を持ったとうかがいました。運営物件数も順調に伸ばしているようですね。
創業9年目で運営物件数は51棟813室にまで増えました。当社の現在の売上高は約3億円。その内訳は、シェアハウス運営が約87.5%、物件デザイン企画や集客コンサルティングが約11.5%、シェアハウスのポータルサイト事業が約1%です。