西武鉄道新宿線沿線を中心に、1都3県で不動産事業を展開する日生リビングシエスタ(東京都東久留米市)は、1972年の創業から50年を迎えた。2017年から賃貸アパートの分譲事業を手がけ、5年で建てた25棟210戸の物件すべてを同社で管理している。不動産会社として、オーナーの資産運用をどうサポートしていくか、ということに重きを置く下村尊彦社長に、今後の事業の展望を聞いた。
創業50年、新たに土地活用提案
42棟330戸を管理 建築から一気通貫
―22年で創業から50年を迎えました。現在の事業規模を教えてください。
21年度の売上高は8億円でした。今期は10億円の事業計画を立てています。売り上げの約7割が土地・建物の分譲事業です。元々は祖父が創業した会社であり、先代までは戸建て分譲が中心でした。私が社長に就任してからは、自社ブランドの賃貸アパート「Siesta(シエスタ)シリーズ」の分譲がメイン事業です。17年からは、自社建築物件を中心に管理・運営事業も行っています。