25万円で15㎡1Rが個性的な部屋に
2014年11月29日 | リノベーション
リノベーション当時築27年で、専有面積が15㎡のワンルームの3点ユニットの「深川ハイツ」。
物件概要を見ただけでも、なかなか入居付けが難しいと思える部屋だ。
しかも、この狭い部屋で3点ユニットでは、常識的に考えるとリノベーションといってもなかなか難しいだろう。
さらに専有住戸部分のリノベーション予算は25万円と、かなりの難題物件を見事予算通りリノベーションして、個性的な部屋へと再生し、入居者獲得に成功したのが、ランドマークス(東京都文京区)だ。
同マンションは、5階建てだが、エレベータなし。
そのため、本来比較的客付けしやすい上階の空室が長期化していた。
まず、決まりにくさを克服するためにカスタマイズ可能として、壁の色を入居者が選べるようにした。
その上で、同社では、15㎡という狭さをカバーするために、壁にオリジナルの棚を設置し、できるだけ入居者が家具を持ち込まなくてもよいようにした。
3点ユニットについては、室内のアクセントカラーと同様の色を天井にも塗装。
さらに、鏡周りを端材で枠を作り、張った。
その結果、ありふれた3点ユニットが個性的な雰囲気を醸し出すことに成功した。
その他、カーペット敷きをフローリングに変更した。
「タイトな予算のため、設備までは一新できませんでしたが、金太郎飴的なワンルームを打破すべく考えました」(佐藤武社長)。
その他、エントランス周りも木材を多用して雰囲気を一新した。
同物件は5万円の家賃で成約した。