ブルックリンをテーマに賃料4000円増
2017年02月16日 | リノベーション
扉の取っ手などデザイン性高め工事中に申し込み
約4年間空室だった不人気物件が、ブルックリンスタイルの改修を施したところ工事中に入居が決まった。
遠州鉄道(静岡県浜松市)が手掛けた『リヴェールA』だ。
BEFORE
JR東海道本線「袋井」駅から2700mの場所に立ち、比較的若年層が多く住んでいるエリアであることから、ターゲットは20~30代の単身者やDINKSに据えた。
担当者は「写真で見ただけでもテーマが伝わりやすくインパクトが強い方がターゲットに響きやすいと考え、コンセプトはブルックリンスタイルにした」と話す。
周辺物件でも不人気の2DKを1LDKに変更した。
目を引くのは、12畳のリビングダイニングの左右の壁に張っているレンガ調のアクセントクロスだ。
レンガ調のクロスと合わせ、床やキッチンの扉などは黒で統一し、大人っぽい雰囲気にした。
CDを置けるほどの奥行きがある棚も設置。
小物などを飾って空間を自分好みにカスタマイズできるようにした。
このほか、可動式のスポットライト風照明を取り入れたり、キッチン扉の取っ手もアンティーク調のものに付け替え、細部までこだわることで差別化を図った。
入居を決めたのは、社会人女性だ。
クロスを中心とした室内の落ち着いた雰囲気や、扉の取っ手など細かな個所もデザイン性の高いものを使用している点が決め手となった。
賃料は4000円アップの4万5000円。