星空が広がる子供部屋

2017年05月26日 | リノベーション

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家賃3万5000円アップで成約

約1100戸を管理するホワイトホームズ(東京都大田区)は築45年の物件の子供部屋をプラネタリウムのような楽しめるデザインにリノベーションし、家賃は3万5000円アップの12万円となった。

ホワイトホームズ_after.jpg

ホワイトホームズ_before.jpg

今回改修した『久が原ホームズ』は東急池上線「久が原」駅から徒歩5分に位置する5階建てRC造の賃貸マンションだ。1階部分の一室を改修。前の居住者が40年間に渡り住んでいたため、退去後は白い壁紙の至る所にシミがあり大きく手を入れる必要があった。小さな子供がいる20代のファミリーを想定して、子供も楽しめる2LDKにリノベーションした。

LDKは27m2で、11m2の子供部屋、11m2の洋室で構成。バルコニーは7m2のウッドデッキに変更した。
内装に最も力を入れたのは子供部屋だ。天井には蓄光クロスを張っており、昼には雲模様、夜には備え付けのブラックライトで照らすと星模様に変わる。さらに、収納棚にはプラネタリウムのクロスを張ったことで、夜になると、部屋全体が、まるで星に囲まれたようになり、子供心をくすぐる仕掛けだ。床には白とブルーのフロアタイルを使用している。

さらに、母親が目を離しがちな料理中でも、安心して子供の姿を確認できるように、間仕切りになっている引き戸を開けると、キッチンと子供部屋、バルコニーまでを見通すことができるようにした。
玄関からバルコニーまでの段差も全て取り払ったことで、子供が走ってつまずくなどといった事故が起こるリスクを減らした。

入居者は想定通り20代のファミリーだった。入居の決め手は広いリビングと子供部屋。これまで1DKの手狭な部屋であったため子供部屋の存在が大きかったのだという。
設計を担当した持田美紀氏は「部屋の内装はブルー・グレー・ホワイトの3色で構成している。単調にならないようにどこから見ても2色以上が見えるようにした」と語った。
工事費は約500万円だった。

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