完成前に入居決定 居室の広さ抑え設備充実
2016年02月22日 | リノベーション
JR総武中央線大久保駅から徒歩9分。
1988年12月竣工で鉄骨鉄筋コンクリート造の地上10階建て「ストーク北新宿」の分譲賃貸マンションは約半年間空室だった。
原因を築年数の古さや3点ユニットだと分析するライズグループ(東京都新宿区)は相場よりも1万5000円高い賃料で完成前に入居の決まる人気物件に変えた。
当初は玄関を入ると右手にすぐミニキッチンと洗濯パンのある空間、左手に3点ユニットのドアがあり、奥に8.3畳の居室があった。
同社は25㎡以上の部屋をリノベーションする場合は、独立洗面化粧台を必ず設置している。
方針通り、3点ユニットはバス・トイレ・洗面化粧台を分離して設置した。
本紙人気設備ランキングで上位に入るものは可能な限り全て取り付ける。
浴室テレビは大神健志専務のこだわりだ。
「広さは入居の決め手にならない」との考えから、居室は収納部を含め約13㎡に抑えている。
3点ユニットがあったスペースは、扉はないが部屋の中心からは見えづらくなっているオープンクローゼットになっており、入居者から支持されるポイントだ。
窓のない壁面は一面コルク板で、好きな絵やファブリックパネルなどを飾ることができる。
家賃は相場7万8000円から9万3000円にアップ。