問われるスルガ銀行の責任 与信資料改ざんなど発覚【2018年ニュース トップ1】
その他|2018年12月28日
「かぼちゃの馬車」問題に端を発した投資用シェアハウスへの不正融資問題が業界に衝撃を与えた。
スルガ銀行(静岡県沼津市)は1棟1億円前後のシェアハウス購入にあたり、個人向けに年収の20倍の融資を実行してきた。1割相当の自己資金を用意できないオーナーに対しても、預金通帳など与信資料の偽造や改ざんが同行の行員の認識の下で行われたとされる。さらに物件評価額以上の過剰な融資との指摘もある。
利息は年3・5~4・5%と比較的高率。さらに金利7%以上で1000万円前後のフリーローンを組むことを融資条件とするセット販売が行われていた。