不動産テックピッチコンテスト開催レポート 業界を前進させるテックサービス5社を紹介
商品|2023年08月16日
7月19、20日に開催した賃貸住宅フェア2023in東京の中で、不動産テックサービスにスポットを当てた「不動産テックピッチコンテスト」が行われました。全エントリー数13社の中から本選に出場したテックサービス5社を紹介します。
【目次】
・LIFULL 「住まいんど診断」
・スマサテ 「スマサテ」
・SIRE 「ECHOES」
・スマサポ 「totono」
・フィル・カンパニー 「フィルまちづくりファンディング」
不動産テックピッチコンテストには、管理会社・仲介会社の社長や社員、不動産オーナーなど、新しいサービスに関心のある聴講者が来場しました。不動産業界が抱える課題を解決する策として、不動産テックに大きな期待が寄せられています。
顧客の性格診断による営業提案支援 「住まいんど診断」
LIFULL(東京都千代田区)は、顧客の性格診断による営業提案支援サービス「住まいんど診断」を発表しました。「住まいんど診断」は性格統計データとLIFULL HOME'Sの顧客データを掛け合わせた営業ツールです。部屋探しの際、顧客が2分間の性格診断を実施すれば、性格が算出されます。来店時に顧客と相性が良い営業マンが担当することで、より成約率を上げる。という画期的なツールです。
AI・ビッグデータによる賃料査定
スマサテ(東京都品川区)は、AI・ビッグデータによる賃料査定サービス「スマサテ」をプレゼン。スマサテでは高精度な賃料査定や客観的な提案資料作成を瞬時に行います。物件の構造などを入力すると、近隣物件のデータを基に事例査定賃料が表示されます。査定賃料に客観性を与えることや均一化をしていくことができるサービスです。
オーナー向け集客支援ツール ECHOES
SIRE(東京都目黒区)は、募集支援サービス「ECHOES(エコーズ)」を発表。ECHOESでは、不動産オーナーがSUUMO等の大手ポータルサイトへの出稿、反響情報の分析、入稿改善、結果的な早期入居者獲得をできるサービスです。「大手サイトに自分の物件が載っていない」「載っていても間違っている」といった家主の悩みを解決します。
入居者アプリ totono
スマサポ(東京都中央区)は、入居者アプリ「totono」をスピーチしました。「totono」では、管理会社が入居者とコミュニケーションをとるためのアプリです。これまで避けがちだった入居者とのコミュニケーションを密に取ることで、入居者満足度の向上や管理拡大・収益向上といった効果を見込んでいます。
地方創生を目指したクラウドファンディング
フィル・カンパニー(東京都中央区)は、フィルまちづくりファンディング を発表しました。フィルまちづくりファンディングは、不動産クラウドファンディングプラットフォームの提供を通じた、地域の不動産証券化の担い手育成支援サービスです。地方の事業者とクラウドファンディングのプラットフォームを共有し、スキーム、案件組成から不動産特定共同 事業の立ち上げ、推進を後押しします。