企業研究vol.032 下倉哲也 社長

アルプス住宅サービス

企業研究|2019年10月11日

  • twitter

賃貸管理部前に立ち、にこやかな下倉社長

 池袋エリアを中心に、毎年平均200戸前後の管理戸数を伸ばしてきたアルプス住宅サービスは2019年9月で創業34年を迎えた。同社では、3年ほど前から始めた民泊併用型マンスリー事業が好調だ。現在50戸を家主からサブリースで借り上げ、家具付きマンスリーと民泊を組み合わせて運用している。下倉社長は、「今期中に民泊併用型マンスリーの管理戸数を2倍に伸ばす」と語る。地元に根付く管理会社として、今後の展開を取材した。

民泊併用型マンスリーで賃料収入2.5倍実現

長期宿泊で収益増狙う利用者の99%が外国人

――堅調に管理戸数を伸ばしています。サブリースで借り上げたマンスリー賃貸を、予約の空いた日に民泊として貸し出す民泊併用型マンスリー事業が成功していると伺っています。

 民泊併用型マンスリーは2016年から開始しました。現在、管理戸数4700戸のうち50戸が民泊併用型マンスリーです。管理委託の問い合わせ数も増加しており、月30件以上の引き合いがありますね。宿泊料と賃料を比較すると平均2.5倍の売り上げとなっています。当社は9月が決算月で今期はスタートしたばかりですが、今期中に民泊併用型マンスリーの管理戸数は最低でも2倍になるでしょう。

――御社にとって民泊事業はどのような位置づけですか。

 民泊は管理戸数を増やすための施策の一つであるということ。場所によっては周辺の賃料相場と変わらないこともあります。当社は、原状回復のみを行った場合の査定額と比較し100〜150%くらいの賃料で借り上げます。空室に悩む家主に喜ばれ、管理受託につなげています。

――民泊にはどのような住宅が好まれますか。

 空港アクセスの良さが重要です。ターミナル駅から出ている路線の沿線で、ターミナル駅への電車アクセスが10分ほどの地域が好まれます。ホテルには、グループで1部屋に泊まれる広い部屋が少ないため、40〜50㎡ほどの広さの部屋も人気ですね。一般賃貸の人気条件「築浅・山手線内側・マンションタイプ・駅から徒歩5分圏内」には当てはまりません。

――運営はどのように行っていますか。

 当社は1泊での貸し出しを行いません。短くても3日以上としています。理由は2点あり、1点目は利益率を下げないこと。シーツの取り換えやごみ捨て、清掃など細かい業務が多く、1泊だと費用対効果が悪くなります。

 2点目は長期の利用客は、客層がいい人が多いことです。これは、当社の民泊利用客の99%以上が外国人ということにも起因しますが、長期の海外旅行をする人は、余裕のある人だからです。

 賃貸管理に比べ、民泊の運営には細々とした業務が多く、当社では業務ごとに専任スタッフを分けています。例えば、見積もりや賃料査定の担当、民泊申請担当、部屋のセットアップ担当など分担することで煩雑な業務を効率的に回すことができています。

有料会員登録で記事全文がお読みいただけます

検索
管理戸数/仲介件数/人気設備/建築 賃貸市場ランキング

アクセスランキング

  1. 【不動産DXのシステム特集】~賃貸管理システム編~

    アットホーム,日本情報クリエイト,いえらぶGROUP,アセットコミュニケーションズ,Bambooboy(バンブーボーイ),東計電算

  2. ハウスメーカー、賃貸復調

    レオパレス21,大和ハウス工業, 大東建託,積水ハウス,旭化成ホームズ,スターツコーポレーション

  3. 【管理業法を解説!~後編~】Q&Aで疑問を解決!管理戸数あたりの管理者の配置基準はあるの?

  4. 【管理業法を解説!~前編~】200戸以上の管理受託、無登録は罰則へ

  5. 【2代目家主座談会・前編】求めるのは"担当者の人柄"

全国賃貸住宅新聞社の出版物

  • 土地・建物の資産を最大限に活用するための
    賃貸不動産オーナー向け経営情報誌

  • 展示会の出展先・来場先を探すための
    情報メディア

全国賃貸住宅新聞社のデータベース

  • 賃貸経営の強い味方
    賃貸管理会社を探すならここから検索

  • RSS
  • twitter

ページトッップ