2024年で創業55年目を迎えた太平堂不動産(山形市)の3代目トップに就任した武田貴義社長。会社が向かう方向を新たに定め、社員への理解の浸透に注力。企業ロゴの刷新を通じたリブランディングを仕掛けた。年間で業績を大幅拡大させたその施策と、経営方針に迫る。
創業55年目の3代目「山形を継ぐ」
パーパスを浸透 合言葉はスピード
当時31歳にして、太平堂不動産の3代目に就任した武田社長は、地域の総合不動産会社として同社の存在価値を高めることを目指す。
2024年8月期の売り上げは20億225万円で、経常利益は2億6700万円。売り上げは前期比135%、経常利益は同245%と大幅な増収増益となり、過去最高を達成した。売り上げの事業構成比率は、土地・建物の売買が65%、自社物件の家賃収入が25%、賃貸管理が10%。




