築古物件の再生を手掛ける一般社団法人全国古家再生推進協議会(大阪府東大阪市)では、これまで約1200戸の空き家、古家の再生を行ってきた。
物件見学ツアーでマッチング
協議会が認定した古家再生士が、物件査定や、想定家賃の算出、工事・リフォーム企画、入居者募集までトータルでサポートする。
投資家と物件をマッチングするのは、同協議会が主催する『空き家・古家物件見学ツアー』だ。参加者は古家再生士と一緒に実際に売り出し中の物件を見学しながら、リフォームのポイントや想定利回りについて説明を聞くことができる。オンラインでの参加も可能だ。開催地域は年々、広がっている。再生実績が多い大阪府や、神奈川県、千葉県などの関東圏のほかに、石川県などでも開催している。
大熊重之理事長は、「新型コロナウイルスによって戸建て投資に関心が集まっているようだ。既に収益物件を所有しているオーナーからの問い合わせが増えてきた。在宅勤務の増加など生活スタイルを含む社会の変化に合わせ、居住ニーズに対応していきたい」と話す。