1都3県で見る、求められる住宅設備の違い セキュリティー重視はどのエリア?
統計データ|2023年06月08日
コロナ禍での環境変化と共に、入居者が求める住宅設備も変わってきています。ポータルサイト「LIFULL HOME'S」を運営するLIFULLの源田明男さんに、1都3県の引っ越しユーザーが実際にサイト内で検索した住宅設備について取材しました。
「LIFULL HOME'S」内で住宅設備の条件に優先順位が付けられる機能「できれば検索」の回答をもとにしています。部屋探しユーザーが必須条件に上げた設備の総数から、各エリアで求められる住宅設備の傾向を解説します。
東京都 キーワードは在宅時間とセキュリティ
東京都内への引っ越しを検討しているユーザーの検索結果から見ていきます。コロナ禍当初は、在宅時間の増加から・ペット可・二口コンロ・追い焚きなど自宅にいる時間が快適に過ごせるような設備が検索順位を伸ばしました。
また、直近はセキュリティを重視する検索が増えています。・オートロック・2階以上・室内洗濯機置き場といった設備に人気が集まっています。コロナ禍全体を通してみると、初期費用を安く抑えたい。というニーズが根強く・エアコン付き・敷金なしといったワードが検索上位にランクインする結果となりました。
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神奈川県 敷金ゼロなど、初期費用重視の傾向
次に、神奈川県への引っ越しを検討するユーザーについて。注目は、東京以上に費用に関する設備のニーズが高かったという結果です。つまり、神奈川県では都内よりも初期費用を抑えたいユーザーが多い傾向にあります。
千葉県・埼玉県 セキュリティ意識薄め、ペット可人気
続いて、千葉県と埼玉県。セキュリティ設備のニーズが都内と比べて低かった事が特徴的でした。・オートロックなどの設備検索が、都内比で約半分という結果に。代わりに・ペット相談可の検索が伸長しています。そのため、千葉県内の空き物件などではペット条件を見直してみても良いでしょう。