森川不動産、福井市中心に賃貸仲介1355件【成長企業インタビュー】
森川不動産,MORE(モア)ホールディングス,ピッタリハウス,モリノベ,Relief(リリーフ)
インタビュー|2023年12月05日
地場不動産会社の森川不動産(福井市)は「小さなマーケットで大きなシェアを持つ」という考えのもと、福井市内でのシェアを拡大している。自社のブランディングも強化し、賃貸仲介件数を伸長する。同社の森川佳祐社長にこれまでの実績や今後の成長戦略について取材した。
20年に社長就任 HD体制に移行
森川不動産の2022年の賃貸仲介件数は1355件だ。19年は1072件で、3年で283件増加した。売り上げは非開示。
森川社長は20年1月に社長に就任。森川不動産は同年にホールディングス化し、MORE(モア)ホールディングスとなった。分社化により、顧客への専門的なサービスの提供を目指した。
MOREホールディングスが事業運営の母体となり、そのほか事業ごとに四つのグループ企業で構成されている。ピッタリハウス(同)が賃貸管理、森川不動産が賃貸仲介、モリノベ(同)が広告・採用、Relief(リリーフ:同)が家賃債務保証をそれぞれ手がける。売り上げを事業構成比で見ると、賃貸管理が5割、賃貸仲介が4割、不動産売買などが1割となる。