不動産の賃貸・証券化・売買を手掛けるマリオン(東京都新宿区)の19年10月~20年6月期業績は増収増益となった。売上高は前年同期比43.7%増の33億9600万円、営業利益が同8.1%増の5億9800万円だ。不動産売却が奏功したほか、主力の居住用賃貸経営や運営にて、新型コロナウイルス感染拡大の影響が限定的にとどまり、入居需要が底堅く推移した。
物件売却・賃料収入がけん引
売り上げ構成比率が最も高い不動産売買事業では、岩手県盛岡市に保有していたラウンドワン盛岡物件を売却。一方で新規物件については東京都荒川区所在の居住者向け共同住宅1棟を取得した。セグメント売上高は、前年同期比85.9%増の22億4900万円となった。