中央ビル管理(埼玉県越谷市)の賃貸管理戸数が12月の契約で2万戸を突破した。同社は東武伊勢崎線沿線を中心に埼玉、千葉、東京で21店舗を展開する。
「ネット広告費などのコストが増大しており、仲介ビジネスでもうけを出すのは年を追うごとに難しくなっている。数年前から管理拡大に注力してきた」と鈴木武事業部長は話す。
POLUSグループに属する同社だが、自社施工物件は管理戸数全体の5%程度。地主営業による管理獲得が大半を占める。
東京都北部やさいたま市エリアでの新店オープンを視野に入れているが、最注力するのは、展開エリア内における事業領域の拡大だ。仲介、管理、PM・土地活用提案、リフォームだけでなく、保険販売など不動産事業関連領域での商機拡大に注力する。
2002年に1万戸を突破し1万戸の上乗せに10年を要したが、管理獲得ペースは年々早まっている。管理営業担当を支店業務から外し、専従させることも決まっており、今後一層ペースを上げることを目指している。「2万戸はあくまで通過点。当面は3万戸に向けて営業を強化していく」と鈴木部長は話した。