リクルートは3月に住みたい街ランキング2022首都圏版を発表した。数年ぶりにトップ3の順位の入れ替えが起こり、埼玉県の大宮が恵比寿を抜いてトップ3入りを果たした。同じく浦和も21年の8位から5位に順位を伸ばした。大宮は駅西口の再開発、浦和も駅西口の再開発計画が進んでおり、商業集積地として今後さらに利便性の向上が期待できる。
今回は、総合ランキングと合わせてジャンプアップした街の順位も掲載した。注目は千葉の流山おおたかの森と船橋だ。どちらもファミリー層や共働き世帯からの支持が高い街であり、特に流山おおたかの森は、子育て世帯に向けた手厚い行政サービスに加えて、再開発や「東京駅」までの高速バス運行開始によって利便性が高まった。
川越、鎌倉、江ノ島といった観光地エリアも大きくジャンプアップし、過去最高位を記録した。
社会の変化や街の進化によって、注目される街は年々変わる。今回の結果を新しく賃貸住宅を建設する際のエリア選びの参考にしていただきたい。
リクルートSUUMO
江原 亜弥美 研究員
(2022年3月21日17面に掲載)