不動産評価ウェブサイト「TAS-MAP(タスマップ)」を運営するタス(東京都中央区)は3月31日に「賃貸住宅市場レポート首都圏版・関西圏・中京圏・福岡県版2022年3月」を発表した。発表された数字は22年1月期のもの。空室率TVI(タス空室インデックス:以下、TVI)は同社独自の賃貸住宅の空室指数で、民間住宅情報会社に公開された情報の空室戸数を募集建物の総戸数で割って算出する。
埼玉と千葉は改善傾向
首都圏1都3県のTVIは、東京都が21年12月比0.04ポイントのマイナス、東京23区が同0.07ポイントのプラスで、東京都全体では空室率が改善したのに対し、23区内では悪化した。
このうち、マンション系は東京都が同0.01、アパート系(木造・軽量鉄骨造)は0.03のプラスでどちらも悪化している。
神奈川県全体では、同0.19プラスだが、マンション系は0.23マイナス、アパート系は0.63プラスとなった。
埼玉県全体では、同マイナス0.36で、マンション系0.2マイナス、アパート系0.3マイナス。千葉県では、同マイナス0.2、マンション系0.02マイナス、アパート系0.4マイナス。埼玉県、千葉県ともに、マンション・アパートの空室率は下がった。
(2022年4月25日21面に掲載)