創業50周年を迎え、2021年度にグループで売り上げ100億円を超えたのが、茨城県の地場大手管理会社、一誠商事(茨城県つくば市)だ。管理戸数は2万3500戸と、全国賃貸住宅新聞調査の管理戸数ランキングでは県下一の管理戸数を誇る。五十嵐徹社長がトップに就任した11年から、10年で売上が倍増した。五十嵐社長に、業績伸長のポイントと今後の取り組みについて話を聞いた。
茨城地場、管理2万3500戸に伸長
グループ売り上げ100億円 社長就任10年で倍増
―茨城県地場大手の一角である御社は、売り上げを大きく伸ばしていますね。
21年度に初めてグループ全体の売り上げが100億円を超えました。一誠商事単体では約76億円です。私が社長に就任した11年は約41億円だったので、2倍近くに伸びたことになります。一誠商事では売買仲介や賃貸仲介・管理、不動産コンサルティングなどの事業を行っています。グループ全体ではリフォーム事業やサブリース事業なども行っています。一誠商事単体での売り上げの比率で特に大きいのは、買取再販や宅地の分譲といったデベロッパー業で、売り上げの半分を占めています。残りはリーシングと管理業が半々です。