数日前にスケジュールを決定
管理戸数2360戸のリーベハウス(東京都大田区)では、8月から「残業禁止」の目標を掲げ、現在はほとんどの社員が定時で帰社できているという。
同社が取り組んだのは、事前に業務課題を可視化し、社員全員で共有したことと、事務作業の時間も必ず業務時間内に組み込んだことだ。他にも、売り上げ目標の未達を理由とする休日出勤や、営業時間の延長も禁止にした。
業務課題の共有・可視化には、『Sales Force(セールスフォース)』を活用し、時間ごとのスケジュール管理を徹底。2日以上前に当日の予定が固まるようにした。「来店予約は数日以上前に入ることが多い。つまり、前日より前に当日のスケジュールは決まるはず。これができていなかったことで、1時間でできる業務に1時間15分をかけることになっていた」と、同社の白濱祐介社長は話す。
ただし、路面店であれば予約なしの飛び込みもあり、予定通りにいかないことも多く、実際に同社も飛び込み来店は多い。この場合は、他の空いているスタッフへ業務をスライド。予約客の接客を充実させるため、接客時間1枠1時間とし予約枠数は一人3枠までを上限とした。