住宅・土地統計調査 賃貸の空き家429万戸

総務省

2014年08月05日

持ち家率は61.9%で、6.3ポイント増加

総務省が5年おきに調査する「住宅・土地統計調査」が発表された。
我が国の住宅総数は6063万1000戸で、空き家は819万6400戸だった。前回の平成20年に比べて、住宅総数は305万戸、空き家は63万戸増加した。全体の空き家率は13.5%となり、過去最高の数字として、空き家増加がいっそう深刻な問題となってきた。
賃貸住宅についていえば、総数は2274万戸あり、そのうち429万2300戸が空室。実に空室率は18.9%で、前回調査の平成20年の数字と比較すると、空室数は16万5500戸、空室率は0.1ポイント上昇した。
空室率が上昇した要因は、平成20年では居住のある賃貸住宅が1928万世帯あったのに対し、平成25年は1845万世帯と減少していることが大きい。賃貸住宅の世帯数の減少は、持ち家率が前回調査に比べて、6.3ポイント増加の61.9%になったことが影響。
全体の空き家増加の主な要因はすでにさまざまなメディアが伝えているように、我が国における土地税制と供給が続く新築が挙げられる。今回の結果でも、平成以降に建てられた住宅が全体の約5割を占めていた。
今回の結果で注目すべき点は個人住宅の空き家の増加だ。前回と比べ50万戸増の318万3900戸で、18.7%増加している。
国は、空き家問題解消の一つとして、「個人住宅の賃貸流通促進」に注力している。空き家の持ち主に対して、賃貸市場に流通を促進させることによって、空き家を解消するという取り組みだ。
今後、賃貸住宅市場には賃貸用として建てられた住宅だけでなく、個人住宅が賃貸市場に流入していくことを考えると、賃貸住宅だけを見ていては、市場の流れを読めないだろう。

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